こんにちは、イタリアン好きのアラサー男、コジオです。
お付き合いしている方との記念日にかこつけて、イタリアレストラン(リストランテ)に行ってきました!
お給金をいただいて慎ましく生きているリーマンにとっては、何か言い訳が無いとレストランなんて行けないんです。。。よい機会を与えてくれたパートナー様に感謝!!
やってきたのは薪火と炭火を駆使する火入れのマジシャン。「リクペラーレ タケウチ(recuperare TAKEUCHI)」さん。ミシュラン ビブグルマンを獲得されているとのこと。
肥後橋から5分の好立地!入口もオシャレで期待感高まりますね~。(食べログ公式画像を拝借)

木目を基調とした内装、店内はオシャレな紳士淑女で満員!
本日のお席はキッチンが見えるカウンター。薪や炭で調理しているライブ感を味わえて最高です。
ちなみに、調理/サービスそれぞれ1名のお二人で回しておられるご様子。超人か!?
「オシャレだね~~」なんて言ってるうちにコースが始まりますよ、ということで、まずは泡をいただきました。

「Anne Marie et Marc Tempé Crémant d’Alsace Brut Nature 」
アルザスの瓶内二次発酵スパークリング。美しく立ち上る細やかな泡、酵母の香り、青りんごを思わせる果実味、テロワール由来の酸味とミネラル。一杯目にふさわしいワインでニッコリ。
ペアリングする前菜は、バゲット、ブッダーラチーズ、生ハム、ピスタチオのクロスティーニ。
これが絶品で、香りと旨味が幾重にも重なって口内を満たします。ワインとの相性も最高でした!

2品目は、ふきのとうのババロア。この皿が今回のベストでした!!
中央にふきのとうのババロア、周りにマルサラ酒のジュレと野菜のピクルス。ふきのとうの苦味、ジュレの甘味、ピクルスの酸味、味の三角形が完璧でした。味が融合するというより、個別に主張しあいつつも調和していました。これはペアリングというより料理で世界観が完結していました。(ワインの敵、魚卵も入ってましたし。)

3品目、イモのクロケットと炭火焼きの牡蠣 (何イモか忘れました…)
イモのクロケットの上にはラルド、ソースは牡蠣ベース、牡蠣は炭火焼きになっており、牡蠣を味わい尽くす一皿になっていました。火入れによって凝縮された牡蠣の旨味に炭火の香ばしさで最高でした。

ワインのおかわりは白ワイン、「Pazo de Villarei Anae Rias Baixas Albariño」
青りんごや柑橘類の爽やかな果実味、キレキレのミネラル。このミネラルが牡蠣との相性バッチリです!

パンは黒ゴマが練りこまれており、香り高くモチモチ。ついついソースを拭って食べてしまいました。ちなみに、ソースをパンで拭うことをスカルペッタと言い、イタリアでは普通の行為だそうです。

次は豚肉を炭火で火入れしたメイン。断面はきれいなピンク色で肉汁が滴ってますね。実に官能的な火入れです。火が当たっていた部分は歯ごたえしっかり、断面付近は柔らかで食感のコントラストもGood。

赤ワインは「Grand Crès Cuvée Majeure2015」産地はラングドック、シラー主体で一部グルナッシュが入っているようです。強い酸味とベリー系の果実味やスパイス、獣っぽいニュアンスもあり、全体としてエレガントに仕上がっています。メインに合う良いペアリングです。

〆はラグーのタリアテッレ。牛・豚・鳥すべて入っているらしく、よく煮込まれた肉の滋味がタリアテッレに絡んで非常に美味しかったです。口に運ぶ度に違う肉が味わえるので、飽きずに最後まで食べれました。

デザートはプディング。何だかホッとする甘味のデザートでした。髭っぽいクッキーが可愛いですね!

飲み足りなかったので、デザートワインをリクエストしてしまいました。ちょっと無茶ぶりで申し訳なかったですが、出していただけました。
「Manincor Le Petit 2018」
抜栓から少し経っている気がしますが、柔らかな酸味と蠱惑的な甘味で素晴らしいワインです。
コースの最後にベストな一杯でした。無茶を言っても対応してくれる素晴らしいソムリエさんです。

本日のコースは6,000円(ワイン抜き)、この価格でこの内容は素晴らしいかと思います。
機会があれば再訪したいですね。特にふきのとうのババロアは記憶に残る最高の一皿でした!
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