ラツィオ州の春野菜と激ウマ赤ワイン(チェザネーゼ×ヴィーニャローラ)

ヴィーニャローラとラ・ヴィショラのチェザネーゼ2017のペアリング ペアリング

どうも、イタリア人になりたいコジオです。

「イタリア人に、おれはなるっ」と宣言する、目に黒帯を入れたルフィ

赤ワインといえば、肉!なんて思っていませんか?
赤ワインといっても千差万別、ペアリングに至っては億差兆別なんて言ってもいいくらいです。

今回はラツィオ州の郷土料理とワイン。
春野菜の炒め煮とエレガントな赤ワインのペアリングです。※春に作ったものをブログ化してます。

今回も、愛書である内藤和雄さんの『イタリアワインの愛し方』から選んでいますよ。

ローマの春野菜料理を

作ったのは、ヴィーニャローラです。
名前だけ聞くと、ワインなのか料理なのか分かりませんが、料理です。ローマの素朴な春野菜の炒め煮。

現地では、アーティチョーク、そら豆、グリーンピース、ロメインレタス、春の玉ねぎなどを使います。野菜を順に炒め、白ワインや少量の水分を加えて蒸し煮にする、春の味をまとめて楽しむ料理です。

レシピにはいろいろな形があり、グアンチャーレを加えたり、メントゥッチャというハーブで香りを添えたりするものもあります。緑の野菜が主役ですが、なかなかワインが進みそうです。

今回はそら豆、ロメインレタス、グリーンピースにパンチェッタ、アスパラやじゃがいも、玉ねぎも使いました。

ヴィーニャローラの材料:そら豆、グリーンピース、ロメインレタス、パンチェッタ、アスパラ、じゃがいも、玉ねぎ、ミント

今回使った春野菜とパンチェッタ。白ワインは料理用です。

野菜がずらっと並ぶと、なんだか健康的な食卓になりそうです。

ロメインレタスはスーパーにはなかったので、わざわざ市場にまで出向きました。比較的市場が近くて良かったですが、150円のロメインレタスを買うのに500円の交通費……、笑けてきますね👋

ヴィーニャローラを作ってみます

作り方をざっくりハイライト。

そら豆とグリーンピースは軽く茹でて、皮を剥きます。グリーンピースは剥かなくてもいいですが、剥いた方が口当たりが良いです。
めんどくさいけど……。

玉ねぎはくし切り、アスパラガスは硬い皮をピーラーで剥いてから、斜めに薄めにカット。ロメインレタスとじゃがいもはひと口大でOKです。

まず、パンチェッタを細かく切り、フライパンでゆっくり脂を引き出していきます。

この脂で野菜に旨味を付けながら炒めていくので、パンチェッタはケチらない。

次に、火の通りにくいものから炒めていきます。じゃがいも、玉ねぎ、アスパラ。

さっと炒めたら、ブロードと白ワインを投下。今回は鶏のブロードを使いました。蓋をして蒸し煮にし、煮汁が半分以下になるまで加熱します。

汁が減ったら、下茹で済みのそら豆、グリーンピース、ロメインレタスを投入して、汁を飛ばすように炒めます。

ロメインレタスは食感を残したいので、ここで登場。さっと火を通して、シャキッと感を残します。

最後に、塩コショウで味を整え、ミントを散らして完成です!

そら豆、グリーンピース、ロメインレタスとパンチェッタで作ったヴィーニャローラ

春野菜の甘さに、パンチェッタの旨味。仕上げにミントを散らしました。

春野菜のフレッシュさはもちろん、パンチェッタの旨味と脂、それにブロードが厚みを補強してくれて、なかなかに素晴らしい一皿になりました。

ここにチェザネーゼを合わせてみました。

ブルピノと見紛うばかりの完成度!

選んだのは、ラ・ヴィショラの「プリオーレ ヴィニャーリ」2017。
DOCGチェザネーゼ・デル・ピーリオです。

こちらもワインアプリVivinoで検索し、美味しそうなものをピックアップしました。

ラ・ヴィショラのプリオーレ ヴィニャーリ2017、チェザネーゼ・デル・ピーリオDOCG

ラ・ヴィショラ「プリオーレ ヴィニャーリ」2017。

色はミディアムルビーからガーネット。グラスを傾けると、縁にははっきりとレンガ色が見えます。いい感じに熟成していそうですね。

香りは複雑で、エレガント。
落ち着いているのに、華があります。

熟した赤い果実に、ハーブ。クローブや白胡椒、少し革を思わせる香りも。果実香の奥には、酸を連想させる爽やかな気配も感じます。

次々に要素が出てきますが、なめらかに移り変わるので、決して騒がしくありません。
香りだけで、しばらく楽しめてしまいます。

飲むと、その香りがそのまま味わいにつながっていきます。

果実は甘やかで凝縮感があり、酸はしっかり。タンニンは柔らかく、アルコールのボリュームもあります。

それぞれの要素が渾然一体となって、じんわり染み込んでくるようです。

柔らかいのに、味わいは薄くない。
そして、余韻が長い。ものすごく長いです。

これは素晴らしいワインです。
ブルゴーニュのピノ・ノワールにも負けてないですね!

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今回飲んだのは「プリオーレ ヴィニャーリ」2017年。下のリンクは、同じワインの2019年です。ヴィンテージが異なるため、この記事の感想は2017年のものとして読んでください。

春野菜に赤ワイン、どうなる?

ヴィーニャローラとラ・ヴィショラのチェザネーゼ2017のペアリング

春野菜の炒め煮に、熟成したチェザネーゼを合わせます。

ヴィーニャローラをひと口。
そこにチェザネーゼを重ねます。

これが、素晴らしいマリアージュ。

パンチェッタとブロードが料理に厚みを持たせているので、赤ワインをしっかり受け止めてくれます。そして、春野菜の甘さとワインの果実の甘やかさが、きれいにつながります。

少し青臭さのある食材も、ワインのハーブ的要素とマッチします。

ヴィーニャローラの野菜の若々しさはちゃんと残っています。
その勢いを受け止めながら、チェザネーゼが全体を柔らかくまとめてくれる感じです。

若々しく、勢いのある春野菜。
そこに、いい意味で歳を重ねたワイン。

この組み合わせが、素晴らしい。

また飲みたい、また合わせたい

ワインだけでも十分に美味しかったですが、料理と合わせると、そこに春野菜の甘さや青さが加わって、また違う景色を見せてくれます。

愛書で見つけた組み合わせが、またひとつ、自分の体験になりました。

次は何をアッビナメントさせようか。

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