どうも、イタリア人になりたいコジオです。

赤ワインといえば、肉!なんて思っていませんか?
赤ワインといっても千差万別、ペアリングに至っては億差兆別なんて言ってもいいくらいです。
今回はラツィオ州の郷土料理とワイン。
春野菜の炒め煮とエレガントな赤ワインのペアリングです。※春に作ったものをブログ化してます。
今回も、愛書である内藤和雄さんの『イタリアワインの愛し方』から選んでいますよ。
ローマの春野菜料理を
作ったのは、ヴィーニャローラです。
名前だけ聞くと、ワインなのか料理なのか分かりませんが、料理です。ローマの素朴な春野菜の炒め煮。
現地では、アーティチョーク、そら豆、グリーンピース、ロメインレタス、春の玉ねぎなどを使います。野菜を順に炒め、白ワインや少量の水分を加えて蒸し煮にする、春の味をまとめて楽しむ料理です。
レシピにはいろいろな形があり、グアンチャーレを加えたり、メントゥッチャというハーブで香りを添えたりするものもあります。緑の野菜が主役ですが、なかなかワインが進みそうです。
今回はそら豆、ロメインレタス、グリーンピースにパンチェッタ、アスパラやじゃがいも、玉ねぎも使いました。

今回使った春野菜とパンチェッタ。白ワインは料理用です。
野菜がずらっと並ぶと、なんだか健康的な食卓になりそうです。
ロメインレタスはスーパーにはなかったので、わざわざ市場にまで出向きました。比較的市場が近くて良かったですが、150円のロメインレタスを買うのに500円の交通費……、笑けてきますね👋
ヴィーニャローラを作ってみます
作り方をざっくりハイライト。
そら豆とグリーンピースは軽く茹でて、皮を剥きます。グリーンピースは剥かなくてもいいですが、剥いた方が口当たりが良いです。
めんどくさいけど……。
玉ねぎはくし切り、アスパラガスは硬い皮をピーラーで剥いてから、斜めに薄めにカット。ロメインレタスとじゃがいもはひと口大でOKです。
まず、パンチェッタを細かく切り、フライパンでゆっくり脂を引き出していきます。
この脂で野菜に旨味を付けながら炒めていくので、パンチェッタはケチらない。
次に、火の通りにくいものから炒めていきます。じゃがいも、玉ねぎ、アスパラ。
さっと炒めたら、ブロードと白ワインを投下。今回は鶏のブロードを使いました。蓋をして蒸し煮にし、煮汁が半分以下になるまで加熱します。
汁が減ったら、下茹で済みのそら豆、グリーンピース、ロメインレタスを投入して、汁を飛ばすように炒めます。
ロメインレタスは食感を残したいので、ここで登場。さっと火を通して、シャキッと感を残します。
最後に、塩コショウで味を整え、ミントを散らして完成です!

春野菜の甘さに、パンチェッタの旨味。仕上げにミントを散らしました。
春野菜のフレッシュさはもちろん、パンチェッタの旨味と脂、それにブロードが厚みを補強してくれて、なかなかに素晴らしい一皿になりました。
ここにチェザネーゼを合わせてみました。
ブルピノと見紛うばかりの完成度!
選んだのは、ラ・ヴィショラの「プリオーレ ヴィニャーリ」2017。
DOCGチェザネーゼ・デル・ピーリオです。
こちらもワインアプリVivinoで検索し、美味しそうなものをピックアップしました。

ラ・ヴィショラ「プリオーレ ヴィニャーリ」2017。
色はミディアムルビーからガーネット。グラスを傾けると、縁にははっきりとレンガ色が見えます。いい感じに熟成していそうですね。
香りは複雑で、エレガント。
落ち着いているのに、華があります。
熟した赤い果実に、ハーブ。クローブや白胡椒、少し革を思わせる香りも。果実香の奥には、酸を連想させる爽やかな気配も感じます。
次々に要素が出てきますが、なめらかに移り変わるので、決して騒がしくありません。
香りだけで、しばらく楽しめてしまいます。
飲むと、その香りがそのまま味わいにつながっていきます。
果実は甘やかで凝縮感があり、酸はしっかり。タンニンは柔らかく、アルコールのボリュームもあります。
それぞれの要素が渾然一体となって、じんわり染み込んでくるようです。
柔らかいのに、味わいは薄くない。
そして、余韻が長い。ものすごく長いです。
これは素晴らしいワインです。
ブルゴーニュのピノ・ノワールにも負けてないですね!
以下の商品リンクには楽天アフィリエイトを利用しています。
今回飲んだのは「プリオーレ ヴィニャーリ」2017年。下のリンクは、同じワインの2019年です。ヴィンテージが異なるため、この記事の感想は2017年のものとして読んでください。
春野菜に赤ワイン、どうなる?

春野菜の炒め煮に、熟成したチェザネーゼを合わせます。
ヴィーニャローラをひと口。
そこにチェザネーゼを重ねます。
これが、素晴らしいマリアージュ。
パンチェッタとブロードが料理に厚みを持たせているので、赤ワインをしっかり受け止めてくれます。そして、春野菜の甘さとワインの果実の甘やかさが、きれいにつながります。
少し青臭さのある食材も、ワインのハーブ的要素とマッチします。
ヴィーニャローラの野菜の若々しさはちゃんと残っています。
その勢いを受け止めながら、チェザネーゼが全体を柔らかくまとめてくれる感じです。
若々しく、勢いのある春野菜。
そこに、いい意味で歳を重ねたワイン。
この組み合わせが、素晴らしい。
また飲みたい、また合わせたい
ワインだけでも十分に美味しかったですが、料理と合わせると、そこに春野菜の甘さや青さが加わって、また違う景色を見せてくれます。
愛書で見つけた組み合わせが、またひとつ、自分の体験になりました。
次は何をアッビナメントさせようか。


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